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信州・松本・蔵のある街

信州・松本の一角に海鼠壁(なまこかべ)の店が並ぶ街がある。歴史的にその一帯がかつての松本城下の蔵街だったかどうかは分からないが、観光都市松本の演出としては成功しつつあるように見える。まだ道半ばであり課題も少なくないだろうが、その落ち着いたモノトーンは古都松本に相応しい好ましいものであることは、一度歩いてみるだけで実感できる。

海鼠壁



海鼠壁とは今風で言えば耐火煉瓦、耐火タイルのように瓦(かわら)板を使い目地に漆喰を盛り上がるほど施す壁の仕上げ工法だ。耐火性能、耐水性能、防音性能などが高く、重要なものを仕舞う蔵は当然として、その特徴的なデザイン性から住居や店舗でも利用が江戸時代に全国に広まったもの。よく見かけるのは斜め線を交差させたひし形の連続のものだが、普通に縦横を交差させるものもある。

本物志向なら瓦と蒲鉾状に盛り上がった漆喰を使うこと。タイルと普通の目地でデザインだけを似せたものは残念。

しかし、実際の海鼠とは似ても似つかない。白い蒲鉾ならぴったりする。蒲鉾壁でも良かったのだろうが、昔の蒲鉾は黒かったのかも知れない。



蔵のある街は実際に蔵があるかどうか分かりません。蔵作りの構えの店とすれば範囲は広がりそうだ。街並みを見ると、蔵作りあるいは蔵をイメージしたデザインを取り入れた店ぐらいに「定義」は広がっている。

このサイトでは、観光客目線がベースになります。表通りから確認できる蔵様式の店をピックアップします。しかも海鼠壁が明確に確認できる店だけ。



蔵のある街に賛同するお店の努力が少しずつ実を結んできていることは一見の観光客であっても嬉しいものだ。

推奨する店舗デザインを取り入れず謂わば只乗りしているお店にも事情はあるのだろうが、何らかの形で調和に貢献することを期待したい。蔵のある街の運動?の前から店を開いているところにはある種の意地のようなものもあるだろう。

やがては松本城の周囲は江戸時代から昭和初期年間の息吹を残す古都に相応しい街並みに取って代わることになるだろう。バロメータは映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどの文化創作物のシーンに現れることだ。映画のロケも松本城一辺倒からより幅広いシーンでの利用が期待される。

通り通りが明確なテーマを持つことだ。全部が蔵のある街になればそれはそれで非常に魅力的なものになるだろうが、そうも行くまい。デザイナーとコーディネーターが市と商店街と協調してやっていくような推進体制の強化も必要になるだろう。



目的


  • (1)観光客目線による松本市の魅力的なポイントの提示イルポイントか、を示すこと。



  • (2)海鼠壁の魅力的なお店の紹介







記載事項と記載要件

  1. 店舗正面写真 + 写真アラカルト(オンライン収集
  2. 業種 > 屋号
  3. 創業年度、所在、連絡先、主要商品などデータベース
  4. 海鼠壁アップ写真 + 瓦板の枚数(概数)。(注)海鼠壁の写真は3×4(12枚)丁度のものを入れる。似て非なるものの比較のため
  5. 魅力・課題・印象など
  • 正面から(表通りから)海鼠壁の見えないものは不可。
  • 海鼠壁の瓦板は全体で20枚以上あること。4隅とも欠けていない完全な形で20枚です。


  • 記事を修正したり追記したりした場合は日付も更新すること。初回アップの日付は記事中に残すこと。
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